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3さいから5さいむけブックリスト よんでよんで! 「はじめに」

はじめのことば

 

言葉に対する力が目覚ましく発達し、好奇心のかたまりである3歳は、簡単な物語の筋を追えるようになる年齢でもあります。

3~5歳の子どもは、身の回りのことに限られていた好奇心が外の世界まで広がっていき、絵本の中で見たり聞いたりしたことを、すぐに生活や遊びに取り入れ、自分が主人公になったつもりで楽しみます。

響きの良い言葉やおもしろい言葉、歌や心地良い音が大好きで、それらが繰り返し出てくる絵本もとても喜びます。

また、好みの違いも出始め、自分で絵本を選びたがります。選び方は、ある程度本人にまかせて良いでしょう。子どもによっては、低年齢向けのやさしい絵本に戻って、ひとり読みを始める子どもも出てきます。

そのような3歳以上の子どもたちに、楽しい絵本との幸せな時間を過ごしてもらいたいと考えて、ロングセラーを中心にこのリストを作成しました。

読み聞かせのすすめ

親の膝に抱かれて絵本を読んでもらう、そんな幸せなひとときを過ごしたくて、子どもたちはお気に入りの絵本を選んできます。絵本を読むことを通して多くの言葉や言い回しを覚え、新たな感情を知り、共感する力を身につけます。絵本に親しむことで更に世界が広がり、それによって子どもたちが得る力は計り知れません。その力は、大人の働きかけ次第で目覚ましく育っていきます。

3~5歳は、絵本を通して大切な経験ができる時期です。想像力を伸ばし、喜びと発見のある絵本をたくさん読んであげてください。