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はじめてであう赤ちゃんえほん 「赤ちゃんとえほん」

赤ちゃんとえほん

   

赤ちゃんの体の成長にはミルクが必要なように、赤ちゃんの言葉と心の発達には、おしみない愛情を注いであげることが大切だといわれています。抱っこややさしく話しかけることで、赤ちゃんは愛されていることを感じ、人を信頼し、その中から言葉と心を育んでいきます。

0歳から2歳までの赤ちゃんを見てみますと、その成長ぶりには驚かされます。言葉は1歳になると10から100語、3歳までには200から400語に増えると言います。こうした赤ちゃんの言葉の発達に大切なことは、親の話しかけや抱っこ、そして自然とふれあう直接体験です。心地よい体験があってこそ、赤ちゃんは言葉を獲得し、自立していくのです。

絵本には言葉と心を育てる大きな力があると思います。絵本を介して、かけがえのないひと時を、赤ちゃんとお過ごしください。

赤ちゃんが絵本を楽しむためには集中して聞く力が必要です。積極的にあやしたり、子守歌やわらべうたを歌ったり、あたたかく話しかけることから始まります。赤ちゃんは話しかけるお母さんやお父さんの顔をじっと見つめ、人の声を聞き分ける力を育て、何よりも楽しい時間を過ごしているのです。

どんなに忙しい毎日でも、絵本を読むときには、安定した心の状態で読んであげてください。読む人の不安やイライラを赤ちゃんは敏感に感じ取ってしまいますので、保護者の方もじっくり絵本を楽しんでください。一冊の絵本をはさんで、赤ちゃんと楽しみを共有できるなんて、素晴らしいことではありませんか。本を読む時間をつくるために、一人で悩まず、家庭や保護者同士の協力を働きかけていくのも一つの方法ですね。

赤ちゃんの絵本選びに迷った時は、お近くの図書館へお出かけください。できるだけお手伝いさせていただきます。

一人一人の赤ちゃんに楽しい世界が広がりますように、この「はじめてであう赤ちゃんえほん」をお役立て下さい。