アーティストの本
芸術の秋ですね。今回は素敵な作品を創り出すアーティストの本を紹介します。
- ディック・ブルーナ -“ミッフィー”を生んだ絵本作家-
- ブルース・イングマン/著 ラモーナ・レイヒル/著 北川玲/訳
河出書房新社
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ディック・ブルーナが、オランダを代表するアーティストになるまでの来歴が色鮮やかな資料とともに綴られています。
グラフィックデザイナー時代に手がけたシンプルでミニマルなデザインのポスターやブックカバーの数々も必見です。小さいころに読んでもらった「ちいさなうさこちゃん」を携えてブルーナに会いに行きたくなるような素敵な一冊です。
- 久石譲音楽する日乗
- 久石譲/著
小学館
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作曲家、指揮者である著者が、音楽の伝え方や現代の音楽の必要性について記した一冊です。
対談では、作曲を始めたきっかけや、その過程なども語られていて、著者の頭の中を覗くことができます。
本書にはクラッシックの曲名が至るところに出てきます。これらを聴きながら本書を読めば、目でも耳でも楽しめるのではないでしょうか。
- 人生も作品!芸術家たちのプライベート美術館
講談社/編
講談社
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芸術家のアトリエや自宅などを活かして作品を展示した施設や、その人ゆかりの地に建つ美術館が紹介されています。
ひとりの芸術家の人生に触れることのできるような親密さのある空間は、大型の美術館とはひと味違った魅力があふれていることが伝わってきます。
秋の散歩のおともにもぴったりの一冊です。