おすすめの本
ティータイム
- 掲載日:2023年11月15日
- 海を越えたジャパン・ティー 緑茶の日米交易史と茶商人たち
- ロバート・ヘリヤー/著
村山美雪/訳 - 原書房
-
19世紀のアメリカで「緑茶」が親しまれていたことをご存じでしょうか。当時緑茶は「ジャパン・ティー」と呼ばれ、ティーパーティーや家庭で気軽に飲まれていました。
茶文化の始まりから、世界情勢の影響を受けながら発展を遂げた茶産業の歴史は興味深いものです。茶貿易商の子孫である著者の家族の物語にも触れる1冊です。
- 図説英国ティーカップの歴史 紅茶でよみとくイギリス史 増補新装版
- Cha Tea紅茶教室/著
- 河出書房新社
-
お茶を飲んで一息つく時間。手元に色鮮やかなカップがあったら……。
この本はティーカップが辿ってきた道のりと、紅茶文化の知識を多数の図版で紹介しています。陶磁器はお茶と共に東洋から英国にもたらされ、時代背景に基づく流行やアイディアから多くのデザインが生まれました。
知識が広がることでティータイムはさらに楽しくなるでしょう。
- ティーパーティーの謎 改版
- E.L.カニグズバーグ/作
金原瑞人/訳 小島希里/訳
岩波書店 -
12才のノア、ナディア、イーサン、ジュリアンは「ソウルズ」というチームを結成。担任の先生に誘われ、博学大会へ出場することに。大会の様子と4人それぞれのエピソードが交差して物語は進みます。
家庭の事情が異なる彼らが親友になったきっかけは、すてきなお茶会への招待でした。どの年代の方にも読んで頂きたい良作です。