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「果物」にまつわる本

  • 掲載日:2023年9月15日
 「実りの秋」とも呼ばれるこれからの季節は、気候も過ごしやすくなり、果物が美味しく感じられ、果物狩りを楽しめる時期でもあります。今月は「果物」にまつわる本の紹介です。
季節をとじ込める果物とお菓子のレッスン
森岡麻以/著
エムディエヌコーポレーション
 
旬の果物は美味しいですが、それを楽しめる時間はあまり長くありません。
本書では、そんな季節の果物をいつでも楽しむための「とじ込め方」が紹介されています。基本のジャムの作り方からお菓子のレシピまで、色鮮やかな果物たちを楽しむ方法が綴られています。
読書のお供に、つやつやの果物はいかがでしょうか。
林檎の木から、遠くはなれて
トレイシー・シュヴァリエ/著 野沢佳織/訳
柏書房
 
舞台はゴールドラッシュに沸く1830年代から1850年代のアメリカ。
移住先のオハイオ州の過酷な環境の中で、林檎を育てながら懸命に生きる家族、そしてその家族から自立していく青年を描いた歴史物語です。
林檎やセコイアの巨木など、様々な植物が物語の中で重要な役割を果たしており、植物のもつ不思議な力を感じる一冊です。
はじめての果樹の育て方
高橋栄治/監修 主婦の友社/編
主婦の友社
 
果樹栽培と聞くと、スケールの大きな園芸を想像してしまいますが、本書では鉢植えでの栽培を中心に解説されています。
食用目的としてだけでなく、季節ごとにきれいな花を咲かせ、観賞対象としても楽しめる果樹の魅力がたくさん詰まっています。
簡潔でわかりやすい解説に加え、華やかな花や果実の写真が満載で、読むだけでも心が癒されます。