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和菓子にまつわる本

  • 掲載日:2022年6月15日
 毎年6月16日は、全国和菓子協会が1979年に制定した「和菓子の日」です。今月は和菓子の本について特集します。 
ずっしり、あんこ

青木玉/[ほか]
河出書房新社

 
 和菓子にかかせないもの、それはあんこ。あなたは粒あん派ですか?それとも、こしあん派?
この本は芥川龍之介から岩本素白まで、39人の作家があんことあん菓子に対する熱い思いを綴った食エッセイです。お気に入りの作家を拾い読みするもよし、お茶をお供にゆっくり味わうもよし。ずっしり詰まった中身をご賞味ください。
手づくりで贈るほめられ和菓子

宇佐美桂子/著 高根幸子/著
世界文化社

 
 花見団子、柏餅、水無月…。日本には伝統的な節句や季節感を愉しめる和菓子があります。
和菓子づくりは一見ハードルが高そうに思われがちですが、この本では作業手順を写真付きでわかりやすく解説しているとともに、相手に贈る際の「心づかい」にも触れています。
外出が億劫になりがちな梅雨時、和菓子を手づくりして、お裾分けを楽しんでみてはいかがでしょうか。
和菓子を愛した人たち

虎屋文庫/編著
山川出版社

 
 ずっと昔から日本人に愛されてきた和菓子。この本は歴史上の偉人たちと和菓子にまつわるエピソード百編を1冊にまとめたものです。
伝説の武将や著名な作家たちが笑みを湛え、おいしそうに和菓子を食べていた情景が目に浮かんでくるとともに、和菓子に対する思いが感じ取れます。
皆さんも和菓子を味わいつつ、偉人たちに思いを馳せてみませんか。