おすすめの本

ご馳走

  • 掲載日:2022年11月15日
 
 天高く馬肥ゆる秋、ご飯のおいしい季節ですね。思わずお腹が空いてくるような、ご馳走の本を紹介します。
海と山のオムレツ

 

カルミネ・アバーテ/著 関口英子/訳
新潮社

 
 著者はいくつもの異なる土地で暮らしながら、新しい文化・味覚・価値観に出会い成長していきます。生きることは食べること、人生の節目を食とともに大切に過ごしてきた著者の半生を綴った短編小説集です。
 地元の土の味のする美味しい食材を調理し、家族や友人たちとともに食べるたび、口の中に広がる喜びを噛みしめるような著者の語り口にも注目です。
ぷくぷく、お肉(おいしい文藝)

 

赤瀬川原平、他/著
河出書房新社

 
 ご馳走と聞いて肉を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。この本は32人の作家による、すき焼きやビフテキなど肉をテーマにした随筆集で、お腹が空いてくるだけでなく、不思議と家族や友人と食卓を囲んだ思い出があふれてくるような1冊です。
 また、同じ『おいしい文藝』シリーズの、ラーメンやお米など、他のご馳走を探してみるのもいかがでしょうか。
世界の市場-おいしい!たのしい!24のまちでお買いもの-
 

マリヤ・バーハレワ/文
アンナ・デスニツカヤ/絵 岡根谷実里/訳
河出書房新社
 
 新鮮な食材で作られたその土地ならではの料理は、なによりのご馳走と言えるかもしれません。
 この本で世界12か国24の都市の市場をのぞいてみましょう!細密に描かれた活気あふれる市場の様子、各都市の「おすすめおやつ」紹介や、地域色豊かな家庭料理のレシピなど、子どもから大人まで楽しめる、魅力いっぱいの絵本です。