おすすめの本

「水」にまつわる本

  • 掲載日:2023年6月15日
 旧暦の6月の別名・異名は「水無月(みなづき)」が一般的ですが、「水張月(みづはりづき)」や「水月(みなづき・すいげつ」という呼び名もあるようです。今月は「水」にまつわる本の紹介です。
「水」という物質の不思議な科学
齋藤勝裕/著
シーアンドアール研究所
 
地球上に存在する「水」がどのようにして誕生したのか?そもそも「水」とは何なのか?
本書は、「水」に関して多角的な視点―科学、物理、生物、気候、産業など―からわかりやすく解説しています。意外に知らなかったことや新たな発見に出会えるかもしれません。
私たちの生活に必要不可欠で、とても身近なはずの「水」について、今一度見直してみるのも如何でしょうか。
海と山のピアノ
いしいしんじ/著
新潮社
 
なくてはならない存在でありながらも、時に人類の脅威ともなり得る水。そして、そんな水を信じ、水とともに生きる人々。
ピアノとともに流れついた少女の物語をはじめ、水の温もりや怖さ、不思議な力が感じられる9つの作品からなる短編集です。
水を通して、死後の世界、過去や未来、あるいは幻想の世界へとつながっている「水にまつわる童話」を味わってみませんか。
水彩スケッチのきほん
山田雅夫/著
日本実業出版社
 
風景画を描くにあたり表現に苦心するのが、空・緑・水の描き方。
本書では、空・緑・水の描き方にフォーカスし、実際に水彩画を描きながら、解説文で描き方のコツを分かりやすく説明しています。
色の重ね方で変わる空模様、筆使いで魅せる緑、筆の流れと色の濃淡で繊細に描く水風景など、「少ない色数」での表現を習得する事を目指した一冊です。