おすすめの本

  • 掲載日:2021年7月15日
夜空に夏の大三角形が見られる季節になりました。遥か彼方に思いを馳せて、暑さをひと時忘れるような、星に関する本や物語を集めました。
Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

糸井重里/著 井上荒野/著 恩田陸/著 川上弘美/著 小山薫堂/著 桜木紫乃/著 三浦しをん/著
文藝春秋

 
 夜闇の中を流れ星のように走る豪華クルーズ列車「ななつ星」。収録されている7話の物語は独立していますが、食堂車で、ラウンジで、個室で、さまざまな思いの登場人物たちが同じ「ななつ星」の空間を共有している群像劇のように楽しめます。
 時勢を反映した「ななつ星」リモート乗車の一編は、読み終えたらすぐに真似したくなること請け合いです。
星の王子さまの天文ノート
 

縣秀彦/監修
河出書房新社



 
 サン=テグジュペリ「星の王子さま」の物語世界を感じながら、天文に触れる1冊です。写真やイラストを交えて、月や惑星、天文や星雲、星座などの項目を解説しています。
 いつも目に見えているわけではないけれど、そこにある星たちの世界。今夜は王子さまと一緒に、広い星空を楽しんでみるのはいかがですか?
天空の地図 人類は頭上の世界をどう描いてきたのか

アン・ルーニー/著 鈴木和博/訳
日経ナショナルジオグラフィック社

 
 

  かつて人々は頭の上に広がる複雑な宇宙をどうやって記してきたのでしょうか。人々が頭の上に広がる世界をどのように理解し、神話の時代や天動説を経て、無人探査機によるデータ収集が出来る様になった現代に至るまでの、宇宙観の変遷を美しい絵画・画像200点で辿ることができます。
 あなたも空を見上げてみませんか。