おすすめの本

本をつくる

  • 掲載日:2023年7月15日

雨や暑い日が続く季節になり、ふえるおうち時間に自分で本を作ってみるというのはいかがでしょうか。関連の本を集めました。
図説江戸のカルチャー教養書・実用書の世界


 
深光富士男/著
河出書房新社

 板の上に文字や絵を彫刻して作った板本は量産しやすく、江戸時代では主流の出版方法の一つでした。
この本では全て手作業で制作された版本の図案集、買物案内や百科事典など、当時大ヒットした教養書・実用書の内容となぜ出版されたのか、それぞれの本の著者や時代背景を読み解き、たっぷりある挿絵の解説と共に紹介しています。
 
はじめて手でつくる本-ハードカバーから豆本、手帳、アルバム、名刺入れまで
     
 
ヨンネ/著
エクスナレッジ

 
普段私たちが手に取る本の多くは機械で製本されています。一見難しそうですが自分で作ったオリジナルの手製本は愛着もひとしお。集めていた紙や布で表紙を作ったり、好きな色の糸で綴ったりと組み合わせは無限大です。この本は基本の綴じ方から文庫本の改装、豆本のアレンジまで全ての工程が写真付きで掲載されていて手に取りやすい一冊となっています。
日本語研究者がやさしく教える「きちんと伝わる」文章の授業


 
石黒圭/編
日本実業出版社

 
 自分の考えを文字にして読む人に伝えるということは一見単純なようで、大変困難な作業であると著者は述べています。この本では、日本語の専門家たちが文章を書くのは苦手という人たちの為に、考えを形にし、読む人に配慮し分かりやすく書くということを段階を踏みながらやさしく指南してくれます。