おすすめの本

中華

  • 掲載日:2021年4月15日

おとなりの国、中国。料理や芸術など、私たちの日常の中でもその文化を身近に感じることができます。今回は「中華」に関する本を集めてみました。

菜根譚コンプリート
洪自誠/著 野中根太郎/訳
誠文堂新光社
 
 中国古典の人生訓『菜根譚』。儒教、道教、仏教の良いところを融合し、日本では江戸時代からのベストセラーです。人との付き合い方や日々の心の持ち方、困難な場面での対処法を人生いろいろあった作者が説いています。
 一文超訳の見出しが分かりやすく、不安定な現代に生きる私たちにも共感できる一冊です。
薬膳・漢方の食材帳
薬日本堂/監修
実業之日本社
 
 中国の古い医学書にある発想から生まれた漢方の考え方をもとに体質、季節等に合わせて作るオーダーメイドの食事である薬膳のあらゆる食材と理論の基本を綺麗な写真と共に分かりやすく紹介してくれます。まずは体調タイプチェックから、自分に今必要なレシピが導かれ、心も体も癒される優しい一冊です。
 コロナ禍の今こそ、ご自身や大切な人の健康の為に美味しく彩り豊かな食卓を。
折りたたみ北京
ケン・リュウ/編
早川書房
 
 『紙の動物園』で多くの賞を受賞し話題となったSF作家、ケン・リュウが編んだ中国SFの短編集です。
 世界的ベストセラー『三体』の抜粋が一本の短編小説として読める「円」をはじめ、複層化された北京が舞台の表題作、遺伝子改造で作り出された鼠を駆除する“鼠駆除隊”に所属する青年を描いた「鼠年」など、バラエティ豊かな中国SFの世界を堪能できます。