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キラキラBOOKランキング2021年

保健室経由、かねやま本館。

松素めぐり(まつもと めぐり)/著

講談社

あらすじ

 中学入学のタイミングで東京に引っ越してきたサーマは、仲良くなった友達に「ちょっとしんどい」と言われてしまう。落ち込んでいたサーマが出会ったのは、第二保健室の銀山先生と、中学生専門の湯治場「かねやま本館」。温泉に通ううちに、サーマは自分自身と向き合えるようになっていき…。
 傷ついたり、疲れたりしている中学生たちを癒してくれる不思議な温泉の心温まる物語。

コメント

◆こんな温泉に出会ってみたい!

◆嫌なことがあった時は、温泉につかってみればいいかも。

◆中学生専門の湯治場って何?

◆自分はどの色のお湯に呼ばれるだろう?

◆疲れた時は、休憩しよう。

どうぞ愛をお叫びください

武田綾乃(たけだ あやの)/著

新潮社

あらすじ

 高校1年生の松尾は、ある日突然クラスの人気者である織田から思わぬ誘いを受ける。それは、YouTuber。「ユー……チュー、バー?」大柄で声がでかい坂上と、ほっそりとした長身に美声を持つ夏目を加え、ゲームの実況を始めることに。とまどいながらも人気 YouTuber を目指す男子高校生たちの青春ストーリー。

コメント

◆登場人物たちのキャラクターがそれぞれ魅力的☆

◆男子高校生の不器用な友情がいい。

◆テンポがよく、一度読み始めたら止まらない!

ヨンケイ!!

天沢夏月(あまさわ なつき)/著 

ポプラ社

あらすじ

 離島・大島の渚台高校陸上部は人数不足。そんな中、男子4人のスプリンターがそろったことで、インターハイ予選目前に 4×100m リレー(四継)に挑戦することに。チームワークが命のヨンケイだが、それぞれが悩みを抱えていたことで部の雰囲気は最悪になってしまう。はたしてバトンは繋がるのか!?

コメント

◆仲間と打ち解けて良いチームが出来上がる、青春サクセスストーリー。

◆読んでいると、走りたくなります!

シリアで猫を救う

アラー・アルジャリール/著 ダイアナ・ダーク/著 大塚敦子/訳

講談社

あらすじ

 電気技師アラー・アルジャリールは、シリア内線の地であるアレッポで人間に取り残された猫を保護して「アレッポのキャットマン」として知られるようになった。一般市民の目線で語られるシリア内線の現実を伝えている貴重なノンフィクション。

コメント

◆地獄のような世界の中でも希望を失わず挑み続ける姿に勇気をもらえます。

◆動物の命を救おうとする主人公の愛の深さに胸をうたれます。

 

わたしが鳥になる日

サンディ・スターク-マギニス/著 千葉茂樹/訳

小学館

あらすじ

 里親のもとで暮らす11歳の少女デセンバーは、自分は鳥で、いつか翼が生えてくると信じている。新しい里親のエリナーは風変わりな女性だが、そんな彼女をありのまま受け入れてくれた。エリナーとの暮らしでデセンバーは、少しずつ人を信じる気持ちを取り戻していく。

コメント

◆主人公が鳥になって飛び立てる日が来るのを願いながら読みました。

◆頑なな心がほどけていく様子に感動。

きみのいた森で

ピート・ハウトマン/著 こだまともこ/訳

評論社

あらすじ

 嵐により祖父を失ったスチューイは、引っ越してきたエリー・ローズという少女と出会い元気を取り戻す。親友となったエリーと秘密の場所で毎日のように遊ぶが、ある日突然彼女の姿が目の前から消えてしまう。やがて互いを探し合う二人の前に一つの謎が浮かび上がり・・・。

コメント

◆神秘的な森の情景や登場人物の心の描写、ドキッとするような緊張感が魅力的。

◆完成された物語に引き込まれる。

メイドイン十四歳

石川宏千花(いしかわ ひろちか)/著 

講談社

あらすじ

 自他ともに認める優等生、吉留藍堂(よしとめ らんどう)の通う中学校に季節はずれの転校生がやって来た。どうやら彼は「先天性可視化不全症候群」という難病を患っているらしい。可視化不全・・・つまり透明人間の登場により、クラスや藍堂の心境にしだいに変化がおとずれる。

コメント

◆友人や周囲の人達との関係に悩みながらも、成長していく主人公の姿に心うたれます。

◆個性的な登場人物たちが素敵。

紙の心

エリーザ・プリチェッリ・グエッラ/著 長野徹/訳

岩波書店

あらすじ

 ある日、図書室の本にはさまれた「だれかさん」宛の手紙を見つけた少年。興味本位で返事をし、名前も顔も知らぬ相手との秘密の文通が始まった。お互いのことを知っていく内に、二人は自分たちの生活する「研究所」の秘密に近づいていく。

コメント

◆実際にある文学作品の名前がたくさん出てくるよ。

◆次第に明らかになる謎に、読む手が止まらなくなる!

むすぶと本。『さいごの本やさん』の長い長い終わり

野村美月(のむら みづき)/著

KADOKAWA

あらすじ

 小さな町に残る唯一の本屋、幸本書店の店主が不慮の事故で亡くなり、閉店することに。そこに現れたのは、本の声を聞くことのできる能力をもつ高校生・榎本むすぶ。彼の力によって、店に訪れた人々と本との思い出がひもとかれるにつれ、店主の死の真相も次第に明らかになっていき…。
 

コメント

◆優しい気持ちになれる本。ミステリー風味だけど、読み終わったら感動する一冊。

◆疲れた心にしみ渡り、癒してくれる本。

捨てられる食べものたち 食品ロス問題がわかる本

井出留美(いで るみ)/著

旬報社

コメント

◆食品ロス問題をおもしろく、分かりやすく学べる一冊。

◆世界で捨てられているバナナの量に驚いた!

夜フクロウとドッグフィッシュ


ホリー・ゴールドバーグ・スローン/著 メグ・ウォリッツァー/著

小学館

コメント

◆家族とは何かを考えるきっかけにもなりそうな物語。

◆物語のほとんどがメール形式だから、テンポよく読める!

トムソーヤを育てる水族館


安部義孝(あべ よしたか)/著

小学館

コメント

◆幼少期から様々な生き物に触れてきた著者だから作れたような水族館。

◆大人になってもトムソーヤのような冒険心やワクワクする気持ちを失わない著者が素敵で憧れました。

夜叉神川


 

安東みきえ(あんどう みきえ)/著

講談社

コメント

◆夜叉神川のまわりで起こるいくつかの怖い話。

◆読みやすい文章で、ぐいぐい引きこまれます。ゾクッとしたり、じーんとしたり、色んな余韻を味わえます。