2021年 No.257 高学年
更新日:2021年7月6日
アリババの猫がきいている
新藤悦子/作 佐竹美保/絵 ポプラ社 ペルシャ猫のシャイフは、商人にとってえんぎのいい特別な血筋の猫で、人間やモノの言葉がわかります。日本で民芸品の店『ひらけごま』に預けられたシャイフは、毎晩モノたちの話を聞く事に。 |
てっぺんの上
イノウエミホコ/作 スカイエマ/絵 文研出版 お母さんが家を出て行ってしまい、お父さんも仕事で遠くに行くことになって、エナはしばらくおばあちゃんの家で暮らすことになった。友達にも素直になれないでいるそんな時、近所のスーパーで一人で買い物をしている男の子、レオと友達になる。 |
県知事は小学生?
濱野京子/作 橋はしこ/絵 PHP研究所 ヘリコプターの墜落事故に巻きこまれた六年生の中林尊憲。大したけがはなかったが、同じ事故にあった県知事大井政作の魂が、尊憲の体に入りこんでしまった。一つの体で二重人格のように過ごすうち、横柄で強引な県知事への印象が少しずつ変わっていく。 |
おじいちゃんとの最後の旅
ウルフ・スタルク/作 キティ・クローザー/絵 菱木晃子/訳 徳間書店 ぼくのおじいちゃんは入院している。怒りっぽくてすぐに大声を出すから、パパはあまり会いたくないようだけれど、ぼくはおじいちゃんが大好きなんだ。だから、ぼくはこっそりおじいちゃんに会いに行って、病院をぬけ出すカンペキな計画を立てた。 |
あおいの世界
花里真希/著 講談社 あおいは色々なことを空想するのが好き。でも、そのせいでクラスのみんなからさけられ、悲しい思いをしていた。そんな時、家族でカナダに引っ越すことに。新しい学校では変なことは言わずふつうでいようと思っていたのに、カナダの学校は日本とは全然ちがっていて……。 |
江戸の空見師 嵐太郎
佐和みずえ/作 しまざきジョゼ/絵 フレーベル館 時は江戸時代の終わりごろ。空見(天気予報)が得意な嵐太郎は、姉・妹と三人暮らし。ある日、立派なおさむらいが嵐太郎を訪ねてきた。浦賀奉行所から来たというそのおさむらいは、12才の嵐太郎に、黒船が再び来航する日を天気で予測してほしいと言うのだが……。 |
朝顔のハガキ
山下みゆき/作 ゆの/絵 朝日学生新聞社 夏になると誠矢の家に毎年届く朝顔が描かれた絵はがき。一緒に住んでいるおばあちゃんは、そのハガキをいつも破り捨ててしまう。差出人のことが気になった誠矢は、友達の篤史も巻きこんで、会いに行くことにした。 |
ハロー、ここにいるよ
エリン・エントラーダ・ケリー/作 武富博子/訳 評論社 内気な11才の少年ヴァージルは、耳の不自由なヴァレンシアに声をかけられないことをなやみ、同い年の霊能力者カオリに相談している。ヴァージル、ヴァレンシア、カオリ、そしていじめっこのチェットに不思議なつながりができて……。ある夏休みの一日のおはなし。 |
自分の力で肉を獲る-10歳から学ぶ狩猟の世界-
千松信也/著 旬報社 子どものころから無人島暮らしにあこがれていた著者は、わな猟を教わり猟師になった。日々の食料を得るためにわなを仕掛け、獲物をしとめて解体し、料理して食べる。そこから山の自然や生き物との関わり方も見えてくる。 |