スポーツの本5・6年生版No.225
更新日:2014年12月11日
ジェミーと走る夏
エイドリアン・フォゲリン/作 千葉 茂樹/訳 ポプラ社 キャスは、走るのが得意な12才の少女。彼女の家ととなりの家の間には、とても高いフェンスがある。これはキャスの父親が、黒人が引っこしてくるのがいやで建てたものだった。 そして、となりの家に住むジェミーも走ることが大好きな女の子。共通の特技を持つ二人は『チョコレート・ミルク』というチームを組み、少しずつ仲良くなっていった。 しかし、秘密にしていた二人の関係が、とうとうおたがいの家族に知られてしまい…。 |
奇跡のプレイボール‐元兵士たちの日米野球‐
大社 充/著 金の星社 太平洋戦争から60年以上の時を経て、敵同士だった日本とアメリカの元兵士たちが、日米開戦の地・ハワイを舞台に、今度は野球で戦うことになった。 兵士だった若者たちも、今は70才以上のおじいさん。あるアメリカ人のおじいさんの言葉をきっかけに、このプロジェクトは動きだした。参加する一人一人が様々な思いをもって、武器ではなく、バットとグローブを手に決戦を迎える。その時、元兵士たちは何を思うのか…。 |
ストグレ!
小川 智子/著 講談社 五年生の西島光希は、空手の全国大会で重森亜美に3年連続敗退している。光希はこれまでずっと亜美をライバルと思い、次の大会に向けて練習してきた。 空手有段者のおじいちゃんが住む町に引っ越してきたが、光希の希望する実戦空手の道場は見あたらない。ようやく見つけた大濱道場は、今にもつぶれそうで先生も休みがちだ。入門を決めた光希は、試合に出たことがないという仲間の道場生たちのために、他の道場との交流試合を計画する。 |
手づくりヨットで日本一周6500キロ・ヤワイヤ号の冒険
大浦 範行・河村 章人/原作 関屋 敏隆/絵・文 小学館 今から55年ほど前、手づくりヨットで日本を一周した大学生たちがいました。彼らは未知のことに挑戦する『冒険クラブ』を京都につくりました。 ヨットの作り方も操縦方法も知らないメンバー。本で調べ造船所で教わり、設計図を作るところからみんなで協力して、手づくりヨットを完成させました。ヨットの名前は『ヤワイヤ号』。メンバーが力を合わせて1年かけての航海が始まりましたが、台風に出会い、潮のうねりに流されて…。 |
ピートのスケートレース‐第二次世界大戦下のオランダで‐
ルイーズ・ボーデン/作 ニキ・ダリー/絵 ふなと よし子/訳 福音館書店 第二次世界大戦下のオランダに住む10才のピート・ヤンセンは、スケートが大好きな少年だ。 ある日、ピートはじいちゃんから重大な仕事をたのまれた。それは同じ学校のウインケルマン姉弟を、ベルギーのおばさんの家へスケートで送り届けるというものだった。姉弟のお父さんはドイツ兵に連れて行かれ、家族も安全ではないからだ。 不安やきょうふの中、ピートは見張りのドイツ兵の目をくぐり抜け、姉弟を連れて冬の運河をすべって行く…。 |
モーグルビート!
工藤 純子/作 加藤 アカツキ/絵 ポプラ社 雪山で暮らす一子は、小さいときからスキーをやっていて、とにかくまっすぐすべるのが好き。自分はだれよりもうまいと思っている。 ある日東京からモーグルの練習をするためにやってきた美鈴が、一子の家に暮らすことになった。スキーも体操も軽々とこなし、ことあるごとに一子をばかにする美鈴に、一子はいらだつ。しかし空中で技を決める美鈴の姿を見て、一子はモーグルに心をうばわれる。美鈴を見返すためにも、モーグルの特訓を始めるが…。 |
ラブ&ランキング!‐イケテナイ♀(女子)とオレサマ♂(男子)の無敵な恋‐
花形 みつる/作 宮尾 和孝/絵 ポプラ社 月子のしゅみは、周りの人を観察すること。自分にとって得か損かを見きわめ、ランキングをつける。最近なぜか気になるのは、同じ6年2組のヒナコちゃん。ドジでトロくて運動神経ゼロ、でものんきで失敗してもめげない。 そんなヒナコちゃんが好きになったのは、スポーツ万能だけど、わがままで個人プレイばかりする転校生・コウキ。 こんな二人がいる2組が、運動会でライバルの1組に勝つには、どうしたらいい? |
チームふたり
吉野 万理子/作 宮尾 和孝/絵 学研教育出版 卓球部の男子部でキャプテンをつとめる大地は、引退試合に向けて気合十分。ダブルスでは同じ六年生の誠と組んで、ベスト8まで残りたいと考えていた。しかし、先生から発表されたのは、五年生の純とパートナーを組むということだった。六年生に比べると弱い純と組むなんて納得できない大地だったが、家や女子部でも問題が起こってしまって…。 さまざまな問題を乗りこえ、純と『チーム』になれるのだろうか。 |
願かけネコの日
那須田 淳/作 スカイ エマ/絵 学研教育出版 神社で願い事をした帰りに、がけから落ちてしまったコースケ。気がつくと三途の川のふもとにいて、舟番だというネコに「あんたはもう死んでいる」とつげられた。え、ええ~!うそだろう? ところがそんなコースケに、願かけをした神社の神さまが、生き返って願い事を果たすチャンスをくれた。あたえられた時間は、わずか六日間。願い事の一つは、テニスの新人戦でベスト8に進出することなのだが、コースケはテニス部の中で一番へたくそで…。 |