’16新刊 5・6年版No.245
更新日:2017年5月1日
旅のお供はしゃれこうべ
泉田 もと/作 岩崎書店 大店のあと取りの惣一郎は、父の使いで茶わんを受け取りに行った帰りに、ほう公人に裏切られその茶わんをぬすまれた。そのまま店に帰ることもできず山をさまよい、急しゃ面を転がり落ちた先で出会ったのは、話すしれこうべの助佐! 惣一郎は助佐に背中におされ、江戸へ茶わんを取りもどしに行くことに。とちゅうで化けぎつねに出会ったり、お金をかせぐため助佐と見世物を行ったりしながら江戸へ向かう。はたして茶わんを取りもどせるのか? |
王宮のトラと闘技場のトラ
リン・リード・バンクス/作 杉田 七重/訳 さ・え・ら書房 皇帝の権力が絶対だったローマ時代、闘技場で闘いを見物することが人々の最高の楽しみだった。 そんな時代に、人間にとらわれ引きはなされたトラの兄弟がいた。兄のトラは胸ににくしみをかかえて闘技場で かしこく心優しい皇帝のむすめは、どれいや動物達が闘う事に疑問を持っていた。 |
神隠しの教室
山本 悦子/作 丸山 ゆき/絵 童心社 加奈、バネッサ、亮太、みはる、聖哉の五人は、だれもいない別の世界の学校に迷いこんでしまった。お昼になると給食が現れるため命の心配はなさそうだが、どうしてこうなってしまったのか見当もつかない。しかし加奈は、自分が「別の世界に行きたい」と考えたせいで、みんなを巻き込んだのではないかと思いなやむ。 一方、元の世界では五人が行方不明になった事で大さわぎになっていた。保健室の早苗先生には、思い当たる事があり・・・。 |
きかせたがりやの魔女
岡田淳/作 はたこうしろう/絵 偕成社 小学五年生のぼくは、学校の階段のおどり場で、知らない女の人と出会った。 |
ぼくたちのリアル
戸森 しるこ/著 佐藤 真紀子/絵 講談社 リアルこと秋山璃在は、学年イチの人気者。スポーツも勉強もできて、かっこよくて明るい。幼なじみで家もとなり同士だけれど、地味で平ぼんなぼくにとって、リアルはいっしょにいると結構しんどい、まぶしすぎる存在だ。 ところが五年生のクラスがえで、同じクラスになった。その上、転校生の川上サジがリアルの事を色々聞いてくる。 そんな中、合唱際で指揮者になったリアルが、ぼくをばん奏者に指名した。ピアノをひける事は、かくしていたのに・・・。 |
三島由宇、当選確実!
まはら 三桃/著 講談社 児童会の副会長で、五年二組の学級委員でもある三島由宇は、いそがしいながらも楽しい毎日を送っていた。そんなある日、お父さんと絶えん状態だったおじいちゃんが、実は有名な政治家であることを知らされる。おじいちゃんの仕事に興味しんしんの由宇は、お父さんの反対をおしきって選挙を手伝う事に。 選挙って何のためにやるの?政治家って何をするの?何もわからなかった由宇は、手伝いを通して選挙や政治について考える事になる。 |
落語少年サダキチ
田中 啓文/作 朝倉 世界一/画 福音館書店 クラスのお楽しみ会で、親友の真一とまんざいをやる事になっていた忠志。ところが直前になって、真一がまんざいをやりたくないと言い出したため、とっさに一人で落語をやると宣言してしまった。二日前に助けた老人から聞いた落語が面白くて、レコードで何度も聞いていたからだ。でも自分でやったことは一度もない。クラスのみんなには、落語が面白くなったらぼうずになると約束してしまい・・・。
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レイさんといた夏
安田 夏菜/著 講談社 夏休みに関西に引っこした莉緒は、前の学校で人と接する事にこわさを感じるようになり、新しい学校に行く事が不安で、無気力のまま毎日を過ごしていた。 そんなある日、部屋に茶ぱつヤンキー風にゆうれいが出た。ゆうれいは、自分がだれか思い出せなくて成仏できないという。莉緒は、部屋から出て行ってもらうために、『レイさん』という名前を付けて、しぶしぶゆうれいおの自分探しに付き合うことになった。
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深く、深く掘り進め!<ちきゅう>
山本省三/著 友永たろ/絵 くもん出版 地球内部について、本当の姿を自分の目で確かめた人はまだいない。気圧と温度の高さで、深く掘り進めることが難しいからだ。今までの技術で掘れたのは、一番外側の地かくのみ。それでも恐竜が絶めつした時の地層を発見するなど、大きな成果があがっている。もっと掘り進めるために、誕生したのが日本の探査船『ちきゅう』だ。 そんな『ちきゅう』のしくみや探査方法がくわしくわかる本です。
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