’14新刊3・4年版No.228
更新日:2015年4月1日
コケシちゃん
佐藤 まどか/作 木村 いこ/絵 フレーベル館 四年生のくるみのクラスに、スイスから『体験入学生』が来ることになって、みんな大はしゃぎ。 けれども、やってきたのは名前も見た目も日本人の、田口京ちゃん。京ちゃんの顔は、目が細くておかっぱ頭で、まるでコケシ人形みたい。 おとなしいくるみは、なんでもはっきりと言う京に、とまどってしまう。 |
少年の日-やけあとの銀座から-
太田 征宏/作 長野 ヒデ子/絵 銀の鈴社 終戦から5年。人びとの生活はとてもまずしく、銀座のやけあとにも原っぱやバラックとよばれる家がありました。 京橋小学校2年生の幸夫の家は、くうしゅうで焼けた歌舞伎座の近くです。幸夫は、紙しばいを見に行ったり、原っぱで虫取りをして遊ぶのが大好きでした。 この本には、銀座の町で幸夫が出会った、心かたたかい人びとのお話が入っています。 |
先生、しゅくだいわすれました
山本 悦子/作 佐藤 真紀子/絵 童心社 宿題をわすれたゆうすけは、先生にウソのいいわけをしたけれど、すぐにバレてしまった。でも先生が「もし聞いた相手が楽しくなる上手なウソがつけたら、宿題をわすれてもおこらない」と言いだした。 さっそく、ゆうすけは宿題をわざとわすれて、みんなの前でウソの理由を発表した。すると先生は・・・。 |
チャーリー、ただいま家出中
ヒラリー・マッカイ/作 田中 六大/絵 冨永 星/訳 徳間書店 チャーリーは家族がきらい!だってパパもママもお兄ちゃんばっかりひいきするから。「いつか家出してやる」そう話していたチャーリーは、ついに家出をすることに。 荷物でいっぱいのリュックをしょって家の中に向かって大声で言いました。『ぼく、家出するからね!』チャーリーのおかしな家出の始まりです。 |
読書マラソン、チャンピオンはだれ?
クラウディア・ミルズ/作 堀川 理万子/絵 若林 千鶴/訳 文溪堂 本を読むことが大好きな女の子ケルシーは、小学校三年生。ある日校長先生が、クラスたいこうの『読書マラソン』を行うと言い出した。 そこでけるしーは『最優秀読書ランナー』に選ばれるため、つぎつぎに本を読んだ。 ところが、同じクラスのサイモンの方が、たくさん読んでいた!かれがうそをついていると思ったケルシーは・・・。 |
ひらめきちゃん
中松 まるは/作 本田 亮/絵 あかね書房 葉月のクラスにやってきた転校生あかりのあだ名は『ひらめきちゃん』。テストではいつも百点をとり、やっかいなもめごとも、ひらめき一つでかいけつしてしまう。 そんなあかりと親友になった葉月は、物語が好きでおとなしくて目立たない女の子。あかりのかつやくを、いつもとなりで見ていることしかできなくて・・・。 |
ぼく、悪い子になっちゃった!
マーガレット・パーターソン・ハディックス/作 堀川 理万子/絵 渋谷 弘子/訳 さ・え・ら書房 ぼくは病気のパパのために、しばらくおばあちゃんの家でくらすことになった。でも、新しい学校で、むしゃくしゃして知らない子をたたいちゃったんだ。 だから、じこしょうかいの作文にこう書いた。 「ぼくは、らんぼう者です。ぼくは、男の子を何度もたたきました。」 すると、先生は「もっとくわしく書くように」と言ってきたんだ。 |
まほろ姫とブッキラ山の大テング
なかがわ ひちろ/作 偕成社 人間にばけられるたぬきの砧に育てられたまほろ姫。砧の子ども茶々丸とは、きょうだいのような仲です。 二人は、砧に教わってばける練習をしています。ところが茶々丸が、ばける時にひつようなカシワの葉っぱを、むだづかいしてしまいました。 そこで、カシワの木があるブッキラ山に行けば、葉っぱが取り放題だと思いついて・・・。 |
アヤカシさん
富安 陽子/作 野見山 響子/画 福音館書店 小学四年生のケイとメイおばさんには、二人だけのひみつがありました。それは、アヤカシが見えるということ。アヤカシとは物に宿る精霊で、それぞれが伝えたい思いを持っています。 ある日、白いひげを生やした、おじいさんのアヤカシに出会ったケイ。「むししなさい」とメイおばさんから言われた約束をやぶってしまい・・・。 |