2022年 No.258 高学年
更新日:2022年7月11日
飛べないハトを見つけた日から
クリス・ダレーシー/作 相良倫子/訳 東郷なりさ/絵 徳間書店 12歳のダリルは、公園でつばさが折れたハトを見つけました。一目でこのハトのことが好きになったダリルは、反対する親を説得して世話を始めます。チェロキーと名付けたそのハトは、優秀なレースバトだったのです。 |
坂の上のパン屋さん
尾崎美紀/作 たかおかゆみこ/絵 文研出版 神戸に引っこしてきた翔太はパンが大好き。いいにおいに引き寄せられて『食パントウジロウ』を見つけた。そのパン屋が気になって通ううちに、パン職人のおじいさんと知り合う。パン作りを体験させてもらった翔太は、その面白さに夢中になっていく。 |
ぼくは川のように話す
ジョーダン・スコット/文 シドニー・スミス/絵 原田勝/訳 偕成社 ぼくの言葉は、いつものどにからまってでてこない。学校でみんなの前で話すはずだったのに、どうしても口がうごかなくて帰りたくなった。「うまくしゃべれない日もあるさ」父さんはそう言って、放課後ぼくを川へ連れていってくれた。 |
Mガールズ
濱野京子/著 静山社 新たなウィルス感染症が蔓延した世界。ダンスに夢中な六年生の美梨は、友達とダンスユニットを結成する。練習はいつもオンライン。様々な制約を受け閉塞感を感じる日々の中でも、ダンスをして積極的に生きる美梨たちは、本当の舞台で踊れるのか。 |
わたしのあのこあのこのわたし
岩瀬成子/著 PHP研究所 モッチの弟が私の大切なレコードに傷をつけた。ちゃんと止めてくれればこんなことにならなかったのに。だめなことをだめって言えない、モッチはいつもそうだ。だから私は意地悪なことを言ってしまった。モッチが悪い、そう思うのに嫌な気持ちがする。 |
青の読み手
小森香折/作 平澤朋子/絵 偕成社 王都の片すみで『下町ネズミ』として育った身寄りのない少年ノアは、三年前に行方不明になった仲間の少女ロゼの身を案じていた。そんなノアの前に黒ずくめの男が現れ、修道院からある本を持ち出してくればロゼの行方を教える、と取引を持ちかけてきた。 |
ぼくはおじいちゃんと戦争した
ロバート・K.スミス/著 こだまともこ/訳 あすなろ書房 大好きなおじいちゃんが、ぼくの家に引っこしてくることになった。いっしょに暮らせるのはうれしいけれど、ぼくは自分の部屋を追い出され、屋根裏部屋へいくはめに。そんなのいやだ!ぼくは部屋を取りもどすために、おじいちゃんと戦争を始めることにした。 |
縄文の狼
今井恭子/作 岩本ゼロゴ/画 くもん出版 狼にさらわれ助けられた赤ん坊は、キセキと名づけられた。狼たちと強いきずなで結ばれたキセキは、あるとき狼犬ツナグとともに川から海へと流されてしまい……。一万年以上前の縄文時代、次々と起こる困難を乗りこえ成長していく少年の物語。 |
チバニアン誕生-方位磁針のN極が南をさす時代へ
岡田誠/著 ポプラ社 2020年『チバニアン』という時代が誕生した。地質年代の名前に、初めて日本の地名が選ばれた。千葉県市原市にある地層が、どうして選ばれたのか。地質年代を決める国際レースに、日本チームはどういどんだのか。地層からわかる、77万年前の地球の歴史。 |