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’14新刊5・6年版No.229

更新日:2015年4月1日

5年2組横山雷太、児童会長に立候補します!

いとう みく/作 びんこ/絵

そうえん社

雷太が学校で始めた『なんでも屋』。たのまれれば、忘れ物を取りに行くことから、ラブレターをわたすことまで、どんなことでも引き受ける。

ところが、そんな雷太でも引き受けられない、ありめんどうな依頼が飛びこむ。それは「児童会長に立候補して欲しい」というもの!しょっちゅう先生におこられていて、児童会長とは程遠いキャラの雷太にとって、それはどう考えても無理な話。

初めはいやがっていた雷太だったが・・・。

 

焼き上がり5分前!

星 はいり/作 TAKA/絵

ポプラ社

六年生の夏休み、めぐるは母からもらったくつ代の五千円を、ゲームソフトに使ってしまった。母に気づかれる前にくつを買いたい。

そこでめぐるは、祖父のパン屋を手伝い、アルバイト代として一日二百円をもらうことにした。でも、それではなかなかたまらない。

そんな時、同じクラスの友だちが、お金をたくさんもらう方法を思いついた。それは、自分たちの工夫でパン屋の売り上げをのばし、増えた分の店のもうけをそっくりもらうというものだった。

 

あしたも、さんかく-毎日が落語日和-

安田 夏菜/著  宮尾 和孝/絵

講談社

いつも進んでクラスを仕切ってきた圭介は、みんなからおせっかいと言われてショックを受けた。以来、ほとんど学校で口をきかずに過ごす毎日は、おもしろくない。

そんな圭介の前に、四年間行方不明だったじいちゃんが現れた。落語家を破門されたじいちゃんは、圭介の貯金を勝手に使いこんで家出したのだった。

落語のコンクールに優勝してお金を返すと言うじいちゃん。その落語を聞いた圭介は、優勝も夢ではないと感じたが・・・。

 

落っこちた!

ザラー・ナオウラ/作 佐竹 美保/絵 森川 弘子/訳

岩波書店

ぼくの家は、ちょっとたいくつだけど平和な家族だった。合ったことのないおばあちゃんが、とつぜん引っこしてくるまでは・・・。

たいくつがきらいなおばあちゃんは、人をからかうのが大好き。そのうえ「家の庭のどこかに、ひいおじいちゃんの金ののべ棒がある」って言い出したから、さぁ大変!その日から、宝物を探すため、ぼくたち家族は庭に穴を掘り出した。

しだいに庭は、穴だらけになっていったんだけど・・・。

 

影なし山のりん

宇佐美 敬子/作 佐竹 美保/絵

学研教育出版

影なし山。そこは、十年前にばけもの沼が人をのみこんで以来、村人はだれ一人近寄らない場所だ。でも、りんは小さいころから影なし山で遊び、村で一番この山にくわしかった。

ある日りんは、ばけもの沼からひびいてくる不思議な歌声を聞いた。あわてて家に帰ると、かつて沼にのみこまれたのは、りんのおかあだったと明かされる。

山にかくされた三つの光を、山の神様にささげれば、おかあを助けられると聞いて、りんはかけだした。

 

声の出ないぼくとマリさんの一週間

松本 聰美/作 渡邊 智子/絵

汐文社

親友の心無い一言に傷つき、声が出なくなったぼく。いつもはママと二人暮らしだが、ママがアメリカ出張中、ママの幼なじみのマリさんと暮らすことになった。

初めて会ったマリさんは、ヒゲの生えた顔にお化粧をした不思議な人だった。それに、声が出ないぼくにいたな顔一つせず、気さくに話しかけてくれる。けれどぼくは、周りからういているマリさんちいっしょに歩くのがはずかしくて、いやな態度をとってしまう。

 

 食べて始まる食卓のホネ探検-ゲッチョ先生のホネコレクション-

盛口 満/文・絵

少年写真新聞社

みんなはアジやサンマを食べた時、どんな骨か見てるかな?フライドチキンは、ニワトリのどの部分かわかるかな?食べ終わったあとの骨をポイッ・・・とする前に、よく見てみよう!

食卓で見かける魚や鳥も骨だけにすると、何だか恐竜みたい!骨の形は、食べ物やかんきょうで少しずつちがってくるんだ。

この本では、さまざまな骨をイラストでくわしくかかれています。またパズルなどものっているので、骨の事を楽しく学べます。

 

 メランコリー・サガ -モールランド・ストーリー1-

ひこ・田中/作 中島 梨絵/絵

福音館書店

都会の中心地で暮らす六年生のコトノハ、パル、700。三人は、気が合って集まったわけではないけれど、おたがい気楽に過ごせる仲間だ。

ある日、パルは父親から『メランコリー・サガ』というゲームソフトをわたされた。もうゲーム機が簡単には手に入らないほど古いゲームだ。

それでもやってみようと、三人はあちこち探し回り、ゲーム機を見つけ出す。さっそくゲームを始めてみると、不思議なことに、画面にはなぜか自分たちの名前があって・・・。

 

言葉屋-言箱と言珠のひみつ-

久米 絵美里/作 もとやま まさこ/絵

朝日学生新聞社

詠子としぃちゃんは、五年生で同じクラスになってから、大の仲良し。もうすぐしぃちゃんの誕生日なので、おばあちゃんが営む雑貨屋でプレゼントを選ぶことにした。でも、実はおばあちゃんは『言葉屋』というひみつの商売もしているらしい。言葉屋って何?

気になった詠子は、入ることを禁じられていたお店の工房にしのびこむ。するとそこは、天井全体がシャンデリアのようになった、どんなお城よりもごうかで不思議な部屋だった。