こどものトップページ

’13新刊5・6年生版No.220

更新日:2014年7月1日

なんちゃってヒーロー

なんちゃってヒーロー

みうら かれん/作 佐藤 友生/絵

講談社

六年生の蒲生創は、成績も悪いし生活態度も悪い、いわゆる問題児。

将来の夢もなく、毎日がつまらない。しかし、お説教からのがれるため、とっさに『ヒーロー』という夢を思いついた時から、アイデアがどんどん生まれ…。

ついに、工作の得意なチューリン、特撮にくわしいマルタと三人で、ヒーローを作るための『蒲生特撮隊』を結成!!

蒲生たちを冷ややかに見るクラスメイトもいる中、無事に映画を撮り終えることができるのか?

駅の小さな野良ネコ

駅の小さな野良ネコ

ジーン・クレイグヘッド・ジョージ/作 鈴木 まもる/絵 斎藤 倫子/訳

徳間書店

人間にいじめられ、川に捨てられた子ネコのラチェットが流れ着いたのは、駅前の空き地だった。

ラチェットは、その空き地をなわ張りにしている女王ネコに認められ、空き地を『第一のねぐら』にするようになった。
そして、他の動物達とのなわ張り争いが始まる。

そんなラチェットの姿を見て、強く心ひかれていった少年マイクは、仲良くなろうと近づくが、人間に不信感を持つラチェットは心を許そうとはしない。

ジャンピンライブ!!!‐オンザストリート‐

ジャンピンライブ!!!‐オンザストリート‐

開 隆人/作    宮尾 和孝/絵

そうえん社

小学校六年生のレイは、ミュージシャンだった父さんと二人ぐらし。

レイもバザーで買ったギターを一人で練習している。父さんが漁船で働く間、レイは家で待つことを選んだが、父さんが家にいないことは、友だちにも秘密にしなければならない。

ある日、残されたお金では足りず、パチンコ店でお金をぬすもうとしてつかまったところを、ギタリストのケンさんに助けてもらう。

レイはケンさんから「オレの仕事を手伝わせてやる」と言われて…。

時をつなぐおもちゃの犬

時をつなぐおもちゃの犬

マイケル・モーパーゴ/作 マイケル・フォアマン/絵 杉田 七重/訳

あかね書房

イギリスに住む12才の女の子チャーリーの家には、木でできた『リトル・マンフレート』という名のこわれた犬のおもちゃがあった。

それをどうしてお母さんが大切にしているのか、チャーリーは不思議に思っていた。

ある日、海岸で 弟 と遊んでいると、見知らぬ2人の男の人に出会った。

彼らは、リトル・マンフレートやお母さんの事を知っているようだった。

そして、ひとりの男の人が、戦争の体験と親友の思い出を語り始めた…。

ともだちは、サティー!

ともだちは、サティー!

大塚 篤子/作 タムラ フキコ/絵

小峰書店

夏休みツトムは、父親の仕事で、ネパールに行くことになった。

訪れたヤラ村の人達は、ツトムたちを大かんげいしてくれて、村で貴重な牛乳を出してくれた。

でも、牛乳がきらいなツトムは、こっそり捨ててしまう。

それを村の少年パニに見られてしまい、気まずくなってしまった。

数日後、父親が仕事で村をはなれることになり、その間ツトムは、パニと山にこもって放牧の仕事をするはめになった。

言葉が通じないのに、二人きりで生活をするなんて!

ふたり

ふたり

福田 隆浩/著

講談社

六年生の准一のクラスでは、転校生の小野さんが意地悪をされている。

でも准一は、意地悪をするクラスメイトに注意できないでいた。

そんなある日、小野さんが准一の大好きなミステリー作家・月森和の大ファンだと知って、一緒に図書館へ通うようになった。

しばらくして、月森和が別の名前でも本を書いているが、その名前は明かされていないこと を知った准一。

小野さんと手がかりの小説を調べていくうちに、二人の関係も変化していって…。

レナとつる薔薇の館

レナとつる薔薇の館

小森 香折/作  こよ/絵

ポプラ社

たった一人の家族であるお父さんが船の事故にあい、一人ぼっちになってしまったレナ。

いじわるなおじさんの家を飛び出し、一通の手紙をたよりに向かったのは、会った事のないひいおじいさんの住む『つる薔薇館』というお屋しきだった。

やっとの思いでたどり着き、お屋しきにおいてもらえることになったレナだったが、ひいおじいさんには会わせてもらえず、さらにきみょうな3つのルールにしたがって生活することに・・・。

江戸の子ども ちょんまげのひみつ

江戸の子ども ちょんまげのひみつ

菊池 ひと美/作・絵

偕成社

時代劇で見かける『ちょんまげ』。身分や職業によって色々な形がありますが、大人の男性のかみ型の事を言います。

江戸時代、男の子は15才になると『元服』のぎ式を行い、頭をそり、まげを結って、大人の仲間入りをします。

子どもたちは年れいとともに、将来のちょんまげに向けて、少しずつかみ型を変えていきます。

どう変わっていくのか見てみましょう。

アサギをよぶ声

アサギをよぶ声

森川 成美/作  スカイ エマ/絵

偕成社

アサギは、母に「お前が男だったらよかった」と言われて育った。

なぜなら、この村では生活に必要な食料などを分けるとき、家族に村を守る『戦士』がいると、分け前が増える。戦士だった父を亡くし、母と二人で暮らすアサギの家の割り当ては、いつも少ない。

12才になったアサギは、いつも戦士が男から選ばれることへの疑問を、村の戦士ハヤにぶつける。

アサギは戦士の試験である弓の競い合いに勝つため、ハヤに教わり修行を始めた。