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たいせつなもの 3・4年版No.240

更新日:2016年12月5日

とくべつなお気に入り

エミリー・ロッダ/作 下平 けーすけ/絵 神戸 万知/訳

岩崎書店

土曜日のバザーで売るための古着が、ケイトの家の物おき部屋に運びこまれました。その中には『とくべつなお気に入り』もまじっています。それは、持ち主にぴったりで、その人を思い出す時に、だれもがその服を着ているところを思いえがくような服のこと。

ケイトが服をながめていると、いつの間にか元の持ち主が、服を着てあらわれて…。

 

 

 

 

コルと白ぶた

ロイド・アリグザンダー/作 エバリン・ネス/絵 神宮 輝夫/訳

復刊ドットコム

むかしは勇ましい戦士だったコルは、今でははたけを大切にし、動物をかわいがってくらしていました。特に白ぶたのヘン・ウェンが大好きでした。

ある夜、ヘン・ウェンが馬にのった一団にぬすまれました。コルは馬を追って走り続け、息が切れてしまいました。元気を取りもどすためにハシバミの実を食べると、動物の言葉が聞こえてきて…。

 

 

 

 

すみれちゃんのすてきなプレゼント

石井 睦美/作 黒井 健/絵

偕成社

すみれちゃんとかりんちゃんは仲良し姉妹。でもクリスマスの前に、ママが買ってくれたアドベントカレンダーのシールのことで、ケンカしてしまいます。それからも、何かとぶつかる二人ですが、最後はかりんちゃんにやさしいすみれちゃんは、やっぱりお姉さん。

そんな、すみれちゃんとかりんちゃんの、楽しいクリスマスのお話です。

 

 

 

ともだちのしるしだよ

カレン・リン・ウィリアムズ、カードラ・モハメッド/作 ダーグ・チャーカ/絵 小林 葵/訳

岩崎書店

自分の国からにげて来た人達がくらす、なん民キャンプ。そこにきゅうえん物資の古着がとどいた。みんなまずしい生活をしていて、リナは二年もくつをはいていない。古着の山にむらがる大人にまぎれ、リナがやっと手に入れたのは、かた方の黄色いサンダル。もうかた方を探していると、一人の少女に出会う。彼女もまた、はだしだった。

 

 

 

 

ふしぎなコウモリガサ―なのだのノダちゃん―

如月 かずさ/作 はたこうしろう/絵

小峰書店

小学三年生のサキちゃんは、学校の帰りに、黒服・黒ぼうし・黒マントすがたでないているノダちゃんに出会いました。コウモリがにげて、カサにあなが空いてしまったんだって。

カサを直すのに、サキちゃんの家に向かうとちゅう、商店街の人も、直すのを手伝ってくれました。

ノダちゃんのカサは直るのかな?

 

 

ゆびわがくれたプレゼント

田沢 五月/作 吉田 尚令/絵

ポプラ社

夏休み、体の弱い弟のために家族で出かけられず、不満だらけの香菜は、一人でみさきにあるおじいちゃんとおばあちゃんの家へやって来た。でもいっしょに遊ぶ子もいないし、あんまり楽しくない。

そんな中、岩場に来た香菜は不思議な女の子と出会う。仲良くなった二人は、おたがいの大切な指輪をひとばん交かんすることにしたのだが…。

 

 

 

 わすれものの森

岡田淳作、浦川良治/作

BL出版

ツトムは、大切な笛をどこかに置きわすれてしまった。明日は音楽会があるので、夕方こっそり学校にさがしに行くことにした。

すると、だれもいないはずのろうかから声がして、黒いマントの男が二人あらわれた。二人は、わすれ物を集めるのが仕事だというので、笛がなかったか聞くと、『わすれものの森』にあるという。

 

 

 

 マッチ箱日記

ポール・フライシュマン/文 バグラム・イバトゥーリン/絵 島 式子、島 玲子/訳

BL出版

イタリアで生まれ、子どものころに移民としてアメリカにわたったひいじいちゃんは、読み書きができず、日記の代わりに思い出のものをマッチ箱に入れることにしました。

大変だったこと、つらかったこと、うれしかったこと…。マッチ箱を開きながら、ひいじいちゃんがひ孫に家族との思い出を語ります。

 

 

 

ココロ屋

梨屋 アリエ/作 菅野 由貴子/絵

文研出版

ひろきは仲良しのゆうやを泣かせ、先生に「ココロを入れかえなさい」と怒られた。くやしくて教室から走り出すと、ろうかの向こうからドアが近づいてきた。

ドアの中は、ココロを取りかえられるお店『ココロ屋』。たなには色いろなココロがならんでいる。ひろきは自分のココロをあずけ、『やさしいココロ』をむねに入れた。すると…。