こどものトップページ

’16新刊 3・4年版No.244

更新日:2017年5月1日

世界一の三人きょうだい

グードルン・メプス/作  山西ゲンイチ/絵 はたさわ ゆうこ/訳

徳間書店

あたしと小さい弟は、パパとママが出かける一週間、一人ぐらしをしている大学生のお兄ちゃんと、いっしょにくらすことになった。

お兄ちゃんは、おむつをしている弟の世話に大あわてだけど、あたしと弟は、初めてのことばかりで毎日わくわく。パパ、ママ、聞いて!新しいことをいっぱいおぼえたよ。

 

 

 

 

アマミホシゾラフグ

江口絵理/文 友永たろ/絵 大方洋二/写真 

ほるぷ出版

奄美大島のサンゴしょうの海にもぐって見つけたミステリサークル。いったいこれは何でしょうか。

実は、2014年に日本で見つかった新種のフグが作ったものです。どうやって作るのか、何のために作るのかを、たくさんの写真とイラストでわかりやすくしょうかいしています。

 

 

 

 

クマと家出した少年

ニコラ・デイビス/文 もりうち すみこ/訳

さ・え・ら書房

少年ザキの家はクマおどりを見世物にして生活しています。ザキも二ひきの子グマの母親代わりになり、かわいがってきましたが、本当は野生にもどしてあげたいし、自分も音楽家になりたいと思っていました。

ある日、調教のためにクマたちの犬歯をぬくと、父親に言われたザキはクマ達を連れてにげ出しました。

 

 

 

透明犬メイ

辻 貴司/作 丹地 陽子/絵

岩崎書店

学校へ行くとちゅうで、奏太は何かが後ろからついて来ることに気がついた。見えないけれど、たしかに犬の息づかいや足音が聞こえる。これって透明犬?

奏太がゴムボールを投げると、道のわきの田んぼでどろだらけになった透明犬が、ボールをくわえてもどってきた。

もっとこの犬と遊びたいけれど、学校に行かなくちゃ。

 

 

四年ザシキワラシ組

こうだ ゆうこ/作 田中 六大/絵

学研プラス

風太がばあちゃんの家から学校へ持っていった本だなには、ざしきわらしが住んでいた。風太はけんかも言い合いもきらいな、目立ちたくない男の子。それなのに、ざしきわらしがあれこれちょっかいを出してきたせいで、ゆう等生の青山をさしおいてクラス委員長になってしまった。静かだった風太の学校生活が、何だかさわがしくなって・・・。

 

 

 

ライバル・オン・アイス1

吉野 万理子/作 げみ/絵

講談社

美馬は、テレビで見たフィギュアスケートにあこがれるが、お金がかかるため習えない。

しかし、友人がフィギュアスケートが始めるのに付き合って、三ヶ月だけ習えることになった。どんどん上達する美馬だが、やがてやめなくてはならない。

そんな時、一年間で最ものびた選手はレッスン代も衣しょう代も、全て無料になるという話が出て・・・。

 

 

リトル・ダンサー

田村 理江/作 君野 可代子/絵

国土社

少し太めで、友達からブタまんとよばれている四年生の英太。ある日、母さんに付き合って行ったバレエ教室で現ちゃんという男の子と出会い、それをきっかけに英太もバレエを始めることに。

学校で友達から少し下に見られている気がしていた英太。平等な友達がほしいと始めたバレエだったが、だんだんおどることが楽しくなってきて・・・。

 

 

 

ひまなこなべ

萱野 茂/文 どい かや/絵

あすなろ書房

アイヌの人たちは自然や動物、人間の作った道具などあらゆるものが、たましいの宿る神様だと考えます。中でもくまは、肉や毛皮をくれるので、特別な神としてもてなします。

ある時くま神は、もてなしのうたげでおどりの上手なわか者と出会いました。くま神はわか者のおどりがわすれられず、何度もアイヌの元をおとずれます。

 

 

 

チキン!

いとう みく/作 こがしわ かおり/絵

文研出版

ぼくの家のとなりに引っこしてきた真中さんは、だれにでも思ったことを意見できる女の子。でも、正しいことだからと人の気持ちも考えずに、主ちょうしたりおこったりするので、転校してすぐにクラスでういてしまう。

トラブルをさけたくて本音を言わないぼくを、弱虫のチキンだと真中さんは言うけれど、正直すぎるのもつかれるんじゃないかな。