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はじめてであう赤ちゃんえほん「赤ちゃんと絵本Q&A」

赤ちゃんと絵本Q&A

※皆さんからの質問の多かったことを幾つか紹介しました。

※『…』の絵本はこのブックリストで紹介しています。

Q A
赤ちゃんに絵本を読むのは早いのではないですか? 赤ちゃんの耳はとても発達していてお母さんのおなかの中にいる時から聞こえています。文字は読めないけれどお話を聞く力はあるのですね。お父さんやお母さんが赤ちゃんに声をかけ、身体にやさしく触れることは身体や心の発達を促す大きな力になります。言葉をかける場合と言葉をかけない場合では体重の増加に変化があるという報告があるくらい、赤ちゃんにとって心地のよいものです。絵本を読んであげることは、親と子が心を通わせる一つの方法です。親が赤ちゃんにあたたかい言葉をかけ"赤ちゃんといっしょに遊ぶ"と考えてみてはいかがでしょうか。
どんな絵本を選んだらよいのですか? 0歳代では、赤ちゃんとのふれあいを深めるような絵本を探してみましょう。『いないいないばあ』のように親と子が歌ったり、触ったりするわらべうたや子守歌の歌絵本。身のまわりにある生活の音を生かした『がたんごとん がたんごとん』のように繰り返しを巧みにとりいれた絵本等に興味を示します。後半になると本物とそっくりに描かれた『くだもの』『ここよ ここよ』などの写実的な絵本が大好きです。
1歳になると子どもの身近な生活をテーマにした「おはよう」「こんにちは」「おやすみ」等の生活絵本や単純な内容のお話の絵本が楽しめるようになります。
2歳になると少し長いお話も聞けるようになってきますので、短い物語絵本も読んでみてください。
絵本を選ぶときに気をつけることはありますか? 一目で絵とお話がわかるものや、言葉の繰り返しを生かしたもの。子どもの身近なことを描いていて、ハッピーエンドで終わる等に留意して選んでみましょう。大切なことはひとりひとりの子どもの成長に合った絵本を探すことです。
※絵本を選ぶとき、図書館の人に相談したり、赤ちゃんのためのブックリストを活用するのも役立ちます。
本を読んでも、ページを先にめくったりして困っています。
どうしたらよいですか?
最後まで読まなくてはと考える必要はありません。その子はページをめくることが楽しいのです。少しずつでよいですから、毎日絵本を読んでみてください。くりかえし読んでいくうちに最後まで聞けるようになります。不思議なくらいに!
絵本の読み方はどのようにしたらよいのでしょうか? 読み方の上手より、心をこめて読んであげることのほうが大切だと思います。子どもの表情を見て、呼吸を感じながら読んであげると声が自然に、やさしくなったり、ゆっくりとした声になったりして、赤ちゃんにあった読み方になってきます。赤ちゃんが身体全体で喜ぶ姿を見るお母さんの心も和んできます。おひざに抱っこでも、おすわりでも先ずは心をこめて読んであげましょう。
ビデオやテレビを見せていますが赤ちゃんにはどうでしょうか? 赤ちゃんはテレビのように絶えず動いて、音がするものを、じっと見つめるという動物的な反応をし、それを見て大人は楽しんでいると錯覚してしまうそうです。テレビやビデオは一方通行で、機械的に音が流れてきますから、子守代わりにはなりません。赤ちゃん時代は親とのあたたかなふれあいの時間をたっぷり持ちましょう。絵本を活用して親子の絆を深め共に楽しいひとときを過ごしてみて下さい。