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2026年7月号 AI(生成AI)特集

  • 掲載日:2026年7月22日

つくられた心

つくられた心

佐藤まどか/作 浦田健二/絵

ポプラ社

 ファミレスやコンビニでアンドロイドが接客をするのが当たり前になった近未来の物語。【理想教育モデル校】として、スーパーセキュリティシステムが整備された学校に転校した小6の主人公ミカ。
 クラスにはカメラとマイクが内蔵された人間そっくりの見守り係、ガードロイドが生徒として紛れている。疑心暗鬼になりながらガードロイドを探すミカたち。一体誰がガードロイドなのか?

 いつの日か人間とアンドロイドが共に生活をする時が来たら、自分が興味を持って近づいていくのか警戒してしまうのか、今は想像もつきません。
 ≪相手が人間なのかアンドロイドなのか≫≪人間の心なのかつくられた心なのか≫その事がどれくらい重要かは人それぞれ違うと思います。相手を信じる心が大切なのではないのでしょうか。

AIにはない「思考力」の身につけ方 ーことばの学びはなぜ大切なのか?-

AIにはない思考力の身につけ方

今井むつみ/著

筑摩書房

 私たちの日常生活に根付いている生成AI。何か知りたい時ChatGPTに質問をすれば簡単に答えが返ってくる。けれど、その答えを出す際にAIは人間と同じように「思考」しているのだろうか。
 本著では、AIにはない人間ならではの「思考力」の身につけ方を紹介する。AIの時代と言われる現代だからこそ、AIには代替できない人間の思考力を育てたい人におすすめの一冊。

 ChatGPTに文章の作成をお願いしたことはありますか?今やAIの性能も上がり、人間が書いたものなのかAIが書いたものなのか、すぐには判別が難しくなっています。
 この紹介文の一部も生成AIを使って作成しました、と言ったら信じますか?「考える」ことを放棄せず、上手なAIとの付き合い方を学んでみてはいかがでしょうか。

探偵AIのリアル・ディープラーニング

探偵AIのリアル・ディープラーニング

早坂吝/著

新潮社

 人工知能研究者を父に持つ相尾輔(あいおたすく)は、事故死した父が設計したAI「相以(あい)」と出会う。相以は双子のAI「以相(いあ)」と共に、<探偵>と<犯人>としてディープラーニングを繰り返していた。
 父の死は事故ではなく事件ではないかと疑う輔は、相以の力を借りて真相を突き止めようとするが・・・。人間とAI、奇想天外なコンビが難事件に挑んでいく。

 ディープラーニングとは、膨大な情報を分析し学習する技術のことです。画像生成や顔認証システムなど、様々な場面で利用されています。
 人間の輔とAIの相以は、その技術を用いながら難解な事件に挑戦していきます。推理小説としてはもちろん、AIについて詳しく知ることもでき、読み応えバツグンです。AIを楽しく学びたい!という方は、ぜひ読んでみてください。